映画『狼男アメリカン』
アカデミー・メイクアップ賞を獲得した作品。
当時(1981年)だからね、すごいね。
主人公もいいけど、同じく襲われ死んでしまった友人のジャック、これがまたいいのよね。徐々に腐敗する身体…。でもなんかユーモラス。
そしてジャックだけでなく、デヴィッドの殺した人々が、自殺するよう迫られます。
血まみれなまま代わる代わる自殺方法の意見を述べ、笑いを誘う。
★解説★<allcinemaより>
アメリカから3ケ月間のヨーロッパ旅行に旅立ったデヴィッドとジャック。最初に訪れたイギリスの郊外をさまよう二人は、立ち寄ったパブで奇妙な警告を受けるも荒れ地に迷い込んでしまい、不気味な遠吠えと共に何者かに襲われてしまう。ロンドンの病院で目覚めたデヴィッドは、ジャックが死に、犯人は精神異常者だと聞かされる。看護婦アレックスの介助もあり回復に向かうデヴィッドだが、そんな彼の前に死んだはずのジャックが現れ、二人を襲ったのは狼人間だと告げる…。
イギリスの片田舎で狼に噛まれた青年がやがて人狼へと変身して行く様を、ユーモアを絡めながら描いた異色ホラー。主人公の前に現れては自殺を促すゾンビ化した親友を始めとした悪夢のシーンのおかしさと、原題の示す孤独感、挿入曲“ブルームーン”に集約される哀愁とが相まった独特の雰囲気が良い。リック・ベイカーの特殊メイクはアカデミー賞を受賞。
監督:ジョン・ランディス
出演:デヴィッド・ノートン
ジェニー・アガター
グリフィン・ダン