小説『L.A.コンフィデンシャル』
『L.A.コンフィデンシャル』
はじめから視点が3つもあるし、途中に「ドキュメント」などというものがはさまっていたりして、最初からグイグイ引き込まれるというタイプの小説ではないかもしれませんが、私の場合は、ストーリーよりキャラクターにひかれさえすれば、結構いける方なので割と初めの方から引き込まれました。
もっとも湯水の如く(?)湧いて出る事件の関係者に、すっかり混乱をきたしてしまったのも事実ですが。(^^;;;
エルロイの小説は文体にクセがあって、それがダメで彼の小説を読めないという人は結構いるようです。
★内容(「BOOK」データベースより)★
悪の坩堝のような50年代のロサンジェルス市警に生きる三人の警官―幼時のトラウマから女に対する暴力を異常に憎むホワイト、辣腕警視だった父をもち、屈折した上昇志向の権化エクスリー、麻薬課勤務をいいことに芸能界や三流ジャーナリズムに食指を伸ばすヴィンセンズ。そこへ彼らの人生を大きく左右する三つの大事件が…。
小説 DVD
ジェイムズ・エルロイ 監 督 カーティス・ハンソン
出演者 ケヴィン・スペイシー